インフルエンザが急拡大し、過去10年で最も早く、全国平均で警報水準に達した。厚生労働省は手洗いや手指消毒、マスク着用などのせきエチケット、こまめな換気、ワクチン接種が有効だと呼びかける。専門家は「体調不良なら無理に活動しないなど、新型コロナウイルス流行時を思い出し、基本的な感染対策を取ってほしい」と訴える。
インフルエンザは昨季も大流行した。2024年末には、全国の定点医療機関から1週間に報告された感染者数が、1機関当たり64・39人となり、同様の統計を開始した1999年以降で最多を記録。高齢者を中心に多数の重症者が搬送され、病床の確保に追われる病院もあった。
対して新型コロナが流行していた2021~22年は、インフルエンザが非常に少なかった。神谷元三重大教授(感染症疫学)は「ワクチン接種や(それ以前の)毎年の流行により、多くの人が抗体を持っていたことに加え、マスクや換気など新型コロナ対策として、しっかりと飛沫感染対策が取られた影響が大きかったのだろう」と話す。
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