【モスクワ共同】ウクライナの戦闘終結に向け、米国とロシアがウクライナ抜きで和平案を策定し、ウクライナに提示した。ロシア側で策定に携わったのはドミトリエフ大統領特別代表。家族もプーチン大統領の親族に近いとされる知米派で、トランプ米政権要人と水面下の交渉を重ねるキーパーソンとなっている。
10月20日の米ロ外相電話会談を経て、ハンガリー開催で合意していた米ロ首脳会談が中止になるとドミトリエフ氏は直ちに訪米。同24~26日に米南部マイアミでウィットコフ和平交渉担当特使らトランプ政権幹部と会談し、ウクライナ東部2州の割譲などプーチン氏の立場を米国側に伝えたもようだ。
ウクライナ・キーウ出身のドミトリエフ氏はスタンフォード大、ハーバード大への留学や金融大手ゴールドマン・サックスでの勤務など在米経験が豊富で、2011年から政府系ファンドのロシア直接投資基金の総裁を務める。第2次トランプ政権発足後の今年2月に、プーチン氏が対米交渉を視野に大統領特別代表に抜てきした。
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