北海道の釧路湿原国立公園周辺の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡って森林法違反が確認されたことなどを受け、北海道は21日、メガソーラー建設を含め、悪質性が高い違法開発については、行政指導を経ずに法的強制力のある処分を行う運用に切り替えると発表した。森林法や都市計画法、建築基準法の違反が対象で、最大3回の行政指導に従わない場合も処分に移行する。

 同日、国などの関係機関との連携を強化しようと立ち上げた連絡会議の初会合で明らかにした。事業者に対し「関係法令の順守は絶対」「法令違反には厳正に対処」「地域との共生が大前提」とする鈴木直道知事のメッセージも公表した。