サッポロビールは21日、歳暮用セットの販売を全国で中止すると発表した。サイバー攻撃によるシステム障害でアサヒビールの出荷が減った影響で、想定を上回る注文があったため。手作業で缶を箱詰めしており、需要の急増に追い付かないと判断した。
販売を中止するのは、主力ビール「ヱビスビール」や「黒ラベル」の歳暮セット。新潟限定で販売しているセット商品も中止する。北海道限定の「サッポロクラシック」のセットは継続する。
サッポロによると、アサヒの問題を受けて歳暮用セットは10月から商品を絞っていたが、再度検討し販売中止を決めた。
ビール各社では、キリンビールが全ての歳暮用セットの販売を12月1日出荷分から停止すると決めた。サントリーも当初予定した歳暮用セット18品目のうち13品目の販売を休止した。
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