下げ幅が一時1200円を超えた日経平均株価を示すモニター=21日午前、東京・東新橋

 21日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反落した。前日終値からの下げ幅は一時1200円を超え、節目の4万9000円を割り込んだ。米国の雇用が冷え込んでいるとの観測から、前日の米国株が下落した流れを引き継いだ。半導体関連銘柄を中心に利益確定売りが優勢となった。

 午前9時15分現在は前日終値比1233円67銭安の4万8590円27銭。東証株価指数(TOPIX)は22・59ポイント安の3276・98。

 米政府機関閉鎖の影響で9月の雇用統計が20日に発表された。失業率の上昇によって投資家心理が悪化し、20日の米国株式市場では主要株価指数がそろって下落。東京市場の逆風となった。