県保健福祉部は18日、県東健康福祉センター管内の保育所でノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が集団発生し、園児ら計36人が感染したと発表した。重症者はおらず、全員が快方に向かっているという。

 同部によると、園児34人と職員2人が4~17日、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた。14日に保育所から連絡があり、同センターが調査と指導を行った。県保健環境センターが17日に5人の検体を検査した結果、全員からノロウイルスが検出された。

 同部は「感染性胃腸炎の原因となるウイルスにはアルコールではなく次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)での消毒が必要。冬季に流行するので注意してほしい」と呼びかけた。