モンブランアイスデニッシュを客に手渡す生徒

 【那須塩原】那須千本松牧場と宇都宮文星女子高総合ビジネス科3年の生徒5人が共同開発していたスイーツ「モンブランアイスデニッシュ」が完成し17日、千本松の同牧場で販売された。

 同牧場との商品開発・販売は実践的な学びの機会を得ることなどが目的で、課題研究の授業の一環として毎年実施している。5人は同牧場スタッフと共に、9月から試作や値段設定、ポップ製作などに取り組んできた。

 完成したスイーツは市内の菓子工房が製作したデニッシュ生地に、同牧場産のアイスクリームとモンブランクリームをかけており、程よい甘みやこく深いミルクの味わいなどが楽しめるという。

 販売当日、5人は手分けして来場者の呼び込みや接客などにも挑戦。徐々に客足が増える中、慣れない作業に苦戦しつつも真剣な表情で対応していた。

 接客などを担当した原田(はらだ)りあささん(18)は「大変だったが、お礼を言われてうれしかった」。購入した茨城県龍ケ崎市、主婦飯野京子(いいのきょうこ)さん(72)は「甘いだけでなく、塩味もあっておいしい」と笑顔だった。

 スイーツは25日午前10時~午後4時も、150食限定で販売する。