下野新聞社主催の第37回下野新聞小学生読書感想文コンクール(県、県教委など後援)最終審査会が15日までに同社で開かれ、県内150校から校内審査を経て寄せられた計524人の作品の中より、壬生小6年福田紗菜(ふくださな)さんが最高賞の知事賞に決まった。
審査は県内小学校教諭らが「読書の喜び、楽しみが感じ取れるか」「自分の言葉で表現しているか」などの基準に基づき行った。
福田さんは「わたしは食べるのが下手」(天川栄人(てんかわえいと)著、小峰書店)を選書。本書から「食べることが善で食べられないことが悪というわけではない」気付きを得、少数派の意見を含めた「さまざまな視点」を尊重する大切さを訴えた。
福田さんの作品について審査委員評は「考えがしっかり書かれていた。自分事として捉え自己の変容が見られた」などと評価した。
知事賞に次ぐ教育長賞には大田原市市野沢小2年、大高綾莉(おおたかあやり)さんと宇都宮大付属小3年田澤琉空(たざわりく)さん、特選にはさくら市氏家小1年石島葵空(いしじまそら)さん、宇都宮市姿川中央小4年橋本翼(はしもとつばさ)さん、同市陽東小5年黒田真実(くろだまみ)さんがそれぞれ選ばれた。
表彰式は12月6日、下野新聞社で予定する。
福田紗菜さんの話 書店でタイトルに引かれ、この本を選びました。思うように書いた後、母親と話しながら練り上げました。文章を書くのは苦じゃなく賞は狙っていましたが、知事賞にはびっくりです。
知事賞、教育長賞、特選以外の入賞者は次の通り。
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