記念撮影するスペシャルイベント「五木JAM」の登壇者=横浜アリーナ

 「五木JAM」終演後、取材に応じる(前列左から)奥田民生、市村正親、五木ひろし、由紀さおり=横浜アリーナ

 記念撮影するスペシャルイベント「五木JAM」の登壇者=横浜アリーナ  「五木JAM」終演後、取材に応じる(前列左から)奥田民生、市村正親、五木ひろし、由紀さおり=横浜アリーナ

 歌手五木ひろしのデビュー60周年を記念し、南こうせつや奥田民生、アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」ら多彩な顔ぶれが集結したスペシャルイベント「五木JAM」が横浜市で開催された。五木は「おかげさまで大好きな歌を歌い続けて60年。幸せ者だと思います」と語った。

 ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」で幕開けし、話題のグループ「超ときめき宣伝部」も登場。南こうせつは「神田川」をしっとりと歌った。

 「イージュー★ライダー」などを歌唱した奥田民生に、ステージ上で五木が「今度、私に作品を作ってくれませんか」と依頼。奥田は「本当ですか!? じゃあ今晩から考えます」と即答し、異色コラボによる“新曲制作”が約束された。

 終盤には五木がヒット曲「よこはま・たそがれ」や「こしの都」を熱唱し、うなるような低音を情感たっぷりに響かせた。他にも、市村正親や吉幾三、由紀さおり、中山秀征、横山剣、三山ひろしらが登場。最後は全員で「夜明けのブルース」を歌い、華やかに節目を祝った。

 ポップスや演歌などジャンルを横断したステージに、終演後の囲み取材で「音楽の素晴らしさをお届けできた」と自信をのぞかせた五木。「胸がいっぱいになりました。60年頑張ってきて良かった」とほほ笑んだ。

 スペシャルイベントはBS―TBSで12月28日午後8時から放送予定。