民代(たみよ)は那須の山奥で炭焼きをしながら1人で暮らす、若い女性である。手なずけていたクマに「山から出るなよ。鉄砲で撃たれちまうから」と言い聞かせていたが、言いつけを守らなかったクマはある日、撃たれてしまった