今年ソロデビュー50周年を迎えた矢沢永吉(76)が東京ドーム公演「Do It! YAZAWA 2025」を開催した。同所での公演は2018年以来約7年ぶり6度目。日本人アーティストとしては単独公演の最年長記録となった。
白いスーツやリーゼントでキメたファンらの「永ちゃん」コールが響く中、ステージ上で噴き上がる火柱とともに始まったのは「レイニー・ウェイ」。渋いしゃがれ声は最初から絶好調だ。白いスタンドマイクを豪快に1回転させて見えを切ると、男の色気がほとばしる。両手を突き上げて力強く「ロックンロール!」とシャウトした。
続いて「Rambling Rose」は妖しく、バラード「ゴールドラッシュ」はムーディーに歌い上げる。
「まさかソロ50周年。あっという間だったよ、本当に」と語り出したのは、ロックバンド「CAROL」の解散後、ソロで活動してきた年月のこと。最初は「俺、どーする☆(!の右に?)」と1カ月近く寝られなかったが、ソロ活動を決心。時に楽屋のない会場で歌い、街から街へと駆け抜けてきた日々を回想した。
「渋い曲を紹介します」と「もうひとりの俺」をギター片手に披露したかと思えば、米国製大型車ハマーに乗って会場内を一周。メドレーではソロデビューのシングル「I LOVE YOU, OK」も飛び出した。
最後には人気曲「止まらないHa~Ha」と「トラベリン・バス」でドーム中に観客の投げたタオルが舞い、ロックのカリスマは「最高です!」とほほ笑んだ。
公演は11月8、9日に行われた。
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