下野新聞社旗争奪第78回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)県代表決定戦(県バレーボール協会、下野新聞社主催)最終日は8日、大田原市の県北体育館で男女の決勝が行われ、男子は足利大付が7年連続45度目、女子は国学院栃木が3年連続39度目の王座に就いた。両校は来年1月5日、東京体育館で開幕する本大会に出場する。

 今大会は9月20日に開幕し、男子33チーム、女子49チームが全国への切符を懸けて熱戦を展開。決勝で男子の足利大付は高さを生かした攻守で、作新学院に3-0で完勝。女子の国学院栃木は正確なレシーブから攻撃につなげ、宇都宮文星女にストレート勝ちした。

 本大会の組み合わせ抽選会は11月30日に行われる。

3連覇を果たし、歓喜しながら応援席に駆け出す国学院栃木の選手たち=8日午前11時30分、県北体育館、広瀬華撮影
3連覇を果たし、歓喜しながら応援席に駆け出す国学院栃木の選手たち=8日午前11時30分、県北体育館、広瀬華撮影

■国学栃木 課題の序盤克服し完勝

第1セット、国学院栃木の長谷川(左)がスパイクを決める=県北体育館、広瀬華撮影
第1セット、国学院栃木の長谷川(左)がスパイクを決める=県北体育館、広瀬華撮影

 両手を広げ感情を爆発させる選手たちに、地鳴りのような大歓声が降り注ぐ。国学院栃木が今年も強さを証明した。試合を決める4連続得点など攻撃でチームをけん引した星優凜(ほしゆりん)主将は「流れを渡さず戦い抜けた」と充実の表情だ。