市貝町長選11月４日告示、新人２人が立候補表明　勇退の入野町長は「中立」　鍵握る“入野票”の行方

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立候補を予定する軽部氏（左）と小塙氏（右）。中央は入野町長

　任期満了に伴う市貝町長選は11月４日の告示まで１週間を切った。４期目の現職入野正明（いりのまさあき）氏（64）が今期限りでの勇退を決め、いずれも無所属新人で元町職員の軽部修（かるべおさむ）氏（61）と元町議の小塙斉（こばなわひとし）氏（64）が立候補を表明している。選挙は３千票あるとされる「入野票」の行方が焦点で、両氏もその取り込みを意識している。

　９月、入野町長が定例町議会の一般質問で次期町長選への不出馬を正式表明した。後継者も指名をせず、「中立を保つ」とし、これまで軽部、小塙両氏との個別面会には応じていない。選挙戦への見解もノーコメントを貫き、その姿勢は徹底している。