発見された父親の手紙を前にする黒川さん

 下野市遺族会南河内地区役員の黒川正美(くろかわまさみ)さん(84)はこのほど、太平洋戦争で戦死した父正治(しょうじ)さんが妻に宛てた手紙12通を自宅で見つけた。肉筆の手紙を通して父親の行動の一端や家族に寄せる心情に初めて触れ、父親のおぼろげな記憶と重ね合わせている。