映画「旅と日々」の舞台あいさつに登場した河合優実(左)とシム・ウンギョン=東京都港区

 舞台あいさつに登場した(左から)高田万作、河合優実、シム・ウンギョン、堤真一、三宅唱監督=東京都港区

 映画「旅と日々」の舞台あいさつに登場した河合優実(左)とシム・ウンギョン=東京都港区  舞台あいさつに登場した(左から)高田万作、河合優実、シム・ウンギョン、堤真一、三宅唱監督=東京都港区

 漫画家のつげ義春の作品が原作の映画「旅と日々」(11月7日公開)の舞台あいさつが東京都内で開かれ、俳優のシム・ウンギョン、堤真一、河合優実らが登場した。河合は「見終わった後(映画の)シーンと自分の人生が重なる感覚をかみしめてもらえたら、すごくうれしい」と語った。

 同作は自身の才能に限界を感じて行き詰まった脚本家が、旅先の北国での出会いをきっかけに再生するストーリー。今年8月、スイスで開かれたロカルノ国際映画祭で、国際コンペティション部門の最高賞を受賞した。

 舞台にトロフィーが運び込まれると、シムは「(受賞の報告を受けて)河合さん、泣いていましたよね」と暴露。河合は「泣いていない」といったん否定したものの「恥ずかしいから記憶から消したかもしれない」と照れ笑いを浮かべた。

 東北弁を話す役柄は初めてだったという堤は「あんなに自分のセリフを聞いて勉強したことはない」と振り返った。

 舞台あいさつには三宅唱監督、俳優の高田万作も出席した。