ハンガリーの首都ブダペストで開催された第4回アンタル・ドラティ国際指揮者コンクールで、岡本陸が最高位の2位(1位入賞者はなし)を受賞した。
最終選考でオーケストラとバルトークの「管弦楽のための協奏曲」などを演奏。「支えてくださった皆さまに心から感謝をお伝えしたい。より一層精進してまいります」とコメントした。
岡本は1998年生まれ、大津市出身。東京音楽大を経て、フィンランドを拠点に名伯楽ヨルマ・パヌラの元で研さんを積みながら国内外で活動している。昨年、指揮者の山田和樹が率いたモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーでは、アシスタント指揮者を務めた。
同コンクールは2014年に始まった。応募者の年齢制限はなく、今回は世界から約400人が応募したという。