ファッションデザイナーのコシノジュンコと明治のチョコレート菓子「きのこの山」がタッグを組んだファッションショー「きのコレ」が東京都内で開かれた。同商品の発売50周年を記念した。半世紀以上活躍するコシノだが「きのこをイメージしたのは初めてです」と話した。
キノコを思わせる独特の形の服をまとったモデルたちが、ランウェーを歩いた。俳優の森崎ウィンは、カカオ豆の種皮「カカオハスク」を使った合皮で仕立てたロングコート姿で登場。「見た目以上に軽さがある。洋服と共に旅をしている感覚を味わいました」と満足げに話した。
森崎はファッションショーに出るのは初めてといい、「とても光栄です。人間として大きな経験をし、得した気分」と笑顔を見せた。
長年パリ・コレクションで発表を続けてきたコシノだが「(きのコレで)新しい発見や体験ができ、イメージがふくらんだ」という。森崎から「きのこの山」に続き、チョコレート菓子の「たけのこの里」が4年後に50周年と聞き、「ぜひ、(またデザインを)やりたい」と前のめりに。「次は『たけのこ』で勝負します!」と宣言した。