RTK基地局となる受信機(JA全農とちぎ提供)

 情報通信技術(ICT)を活用したトラクターなどの作業精度を向上させるため、JA全農とちぎ(中村昌文(なかむらまさふみ)県本部長)は、ICT農機の位置情報の測位精度を高める基地局の整備を進める。今月中に「RTK(リアル・タイム・キネマティック)基地局」を県内3カ所、2026年度中に2カ所を整備する。JAが先行して設置した3カ所と合わせると計8カ所となり、県内の大部分をカバーできるという。自動運転などで従来よりも誤差の少ない作業が可能になるとし、さらなる効率化や省力化を目指す。