第60回栃木県知事盃争奪ゴルフ競技大会(県ゴルフ連盟、県ゴルフ場協議会、下野新聞社主催)は9日、日光市のピートダイGCVIPコース(5929ヤード、パー72)でグランドシニアの部決勝を行い、72歳の船澤正二(ふなざわしょうじ)(大田原)が1アンダー71の好スコアで初優勝を飾った。エージシュートも達成した。

初優勝を飾った船澤のティーショット=ピートダイGCVIPコース、井上孝男撮影
初優勝を飾った船澤のティーショット=ピートダイGCVIPコース、井上孝男撮影

 台風22号の影響で時折風が強まるコンディションの中、予選、地区ブロック大会を通過した70歳以上の156選手が腕を競った。

 アウトスタートの船澤は36でトップに1打差でターン。難しいインを1アンダー35にまとめ2位に2打差をつけた。73で3人が並び、大会規定で2位に舟岡誠(ふなおかまこと)(那須塩原)、3位に武田幸雄(たけだゆきお)(大田原)、4位に塩田勝(しおだまさる)(福島)となった。

 シニアの部で3度の優勝を誇る阿久津英男(あくつひでお)(日光)は12位、連覇を狙った中島正(なかじまただし)(茨城)は29位に終わった。

 7部門最後の一般男子の部決勝は17日、芳賀CCで行われる。

「この優勝を人生のメモリーに」

 「誰もが憧れるタイトル。いつかは取りたいと思っていただけに最高です」。初優勝を飾った船澤正二(ふなざわしょうじ)(大田原)はこれ以上ない笑顔を浮かべた。

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