マウンド上で雄叫びを上げるロッテの沢村拓一=2020年(共同)

 プロ野球ロッテは9日、沢村拓一(さわむらひろかず)投手(37)=佐野日大高-中央大=が退団すると発表した。球団と協議し、現役続行を目指しての退団という。

 沢村投手は栃木市出身。佐野日大高、中央大を経て2010年ドラフト会議で巨人に1位指名。11年新人王、16年最多セーブなどのタイトルを獲得した。ロッテを経て21年に米大リーグ・レッドソックスへ移籍。23年にロッテへ復帰した。25年は20登板で0勝1敗、防御率3・93。

 沢村投手がロッテ公式ホームページで発表したコメントは以下の通り。

 「2020年9月、その時、苦戦をしていたボクにマリーンズが機会をくれたからこそ、ファンの皆さまが受け入れてくれたからこそ、そこから憧れであったMLBにも行けました。トータルで3年半の時間を共に戦ってくれたチームメートやスタッフに心から感謝します。日本一の声援が背中を押してくれたことにも感謝をしています。また元気な姿でお会いできることを楽しみにしています。見守ってください」