中国電力島根原発2号機(手前)。奥は1号機=2024年11月、松江市

 原子力規制委員会は8日、東京電力や中国電力など3事業者に対する5件の審査手数料計約237万円を徴収していなかったと公表した。担当部署が請求し忘れたことが原因で今後、支払いを求める。徴収ミスの発表は今年2月と7月に続いて3回目となった。

 規制委によると、核燃料加工会社のグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(神奈川県)から9月、2023年に申請した審査の手数料を納めていないと連絡があった。過去5年分を調べた結果、20~23年に申請のあった東電柏崎刈羽原発(新潟県)7号機や中国電島根原発(島根県)2号機の設置・工事計画の審査などでも徴収漏れが見つかった。