ココ・ファーム・ワイナリー(足利市)は、2025年の一番初めにリリースされるヌーボー(新酒)の発泡性赤ワイン「2025のぼっこ」を15日に発売する。
ブドウ品種は山ブドウから交配された日本の品種「小公子」。山形県上山市、埼玉県滑川町、山梨県甲州市で栽培された小公子を野生酵母で発酵中に瓶詰した、微発泡のフレッシュな赤ワインに仕上げた。くもりが残るペティアン(微発泡性ワイン)で泡に勢いがあるので、よく冷やしてから飲むことを薦める。無清澄、無濾過で瓶詰めし、酸化防止剤は使用していない。
香りはアセロラ、クランベリー、グレープフルーツ、黒糖を感じさせ、軽快ながらドライな味わいになっている。アルコール度数9・8%。内容量は750ミリリットル。価格は3300円。
このほか、収穫年を2023年の新しいヴィンテージに切り替えた3品も発売した。
「2023第二楽章」は、自社農園のこころみ学園テラスヴィンヤードのマスカット・ベリーAから造った赤ワイン。熟した果実の味わいと複雑さを大切にし、清澄・フィルター処理を行っていない。アルコール度数10・7%。価格は3960円。
「2023協奏曲R」は足利市と佐野市の自家畑のノートン、タナ、プティ・ヴェルドーのブドウを野生酵母で発酵させた赤ワイン。ジャスミンやラベンダーの華やかさとのドライポプリのエレガントな香りが特徴。アルコール度数10・6%。価格は4510円。
「こことあるシリーズ2023ぴのろぜ」は北海道・余市の冷涼な気候で育った農園のピノ・ノワールを主体に野生酵母で発酵させたロゼワイン。赤ワインのように辛口で複雑、白ワインのように軽やかでエレガント、双方のバランスがよく、ドライな味わいになっている。価格は4510円。