持続可能な循環型社会を目指す社会貢献活動「FANLOOP(ファンループ)」に取り組むサッカーJ3栃木SCは5日、北九州戦が行われる宇都宮市西川田4丁目のカンセキスタジアムとちぎで、古い衣類から作った「アップサイクルタオル」を先着3500人に配布する。
タオル制作は同活動の取り組み第1弾。約30センチ四方のハンドタオルでチーム名、クラブフィロソフィーを記した2種類を制作した。9月20日のホーム琉球戦でも3500枚を配布し、サポーターから好評を得た。
衣類は昨年9月から同市内の協力店舗やホームゲーム会場に収集箱を設置して回収。当初の目標は300キロだったが、それを上回る400キロが約1カ月で集まった。回収後は糸に戻し、愛媛県今治市の今治タオルメーカーが縫製してハンドタオルに仕立てた。
クラブの市川聡(いちかわあきら)マーケティングチームリーダーは「時間はかかったがこうして形になり、地域の皆さま、企業と協働して実施できたことはうれしい」。FANLOOPは来年以降も実施する方針という。
(鈴木航)