日本サッカー協会(JFA)と県サッカー協会は27日、県内初となる未就学児向けのサッカーフェスティバル「JFAユニクロサッカーキッズin栃木」を宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで開催した。同市出身で元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の鮫島彩(さめしまあや)さん(38)が、スペシャルゲストとして子どもたちと一緒にボールを追って楽しんだ。

鮫島さん(左)とピッチを駆ける子どもたち=27日午前、カンセキスタジアムとちぎ
午前、午後の2部制で、県内外から約630人が参加した。複数の小さなコートが設けられ、鮫島さんは順番に回りながら5人制のミニゲームに加わった。
色とりどりのユニホームをまとってピッチを走り回る子どもたちに「惜しい」「すごい」などと声をかけたり、好プレーにハイタッチしたりしながら、サッカーの魅力を伝えた。

鮫島さんと一緒にボールを追いかける子どもたち
同市、松田媛已(まつだめい)ちゃん(5)は「初めてサッカーした。(鮫島さんと)一緒にボールを蹴れて楽しかった」と満足そうだった。
催しは、サッカーを通じて体を動かすことや他者との交流を楽しんでもらおうと、JFAが全国のサッカー協会と連携して各地で展開している。今回は県内の高校や大学のサッカー部員らがスタッフとして協力した。

鮫島さんと一緒にボールを追う子どもたち