世界遺産エリアへの玄関口として土産物店や飲食店が立ち並ぶ日光街道沿いに、立派な“天守”がそびえるお城のような建物を見つけました。早速探ってみましょう。

天守のような造りが城を思わせる旧日光市庁舎
天守のような造りが城を思わせる旧日光市庁舎

 美しい白壁が映えるお城の正体は元行政庁舎。その歴史は約120年前、地元の名士だった小林庄一郎が、日光を訪れる外国人向けホテルとして建設したことから始まります。当時で35万円、現在の金額に換算して十数億円もの大金と15年の歳月をかけ、1919年にほぼ完成したとされています。