国と東京電力は25日、福島第1原発2号機で遠隔操作のロボットアームを用いた溶融核燃料(デブリ)の試験採取を、当初予定の本年度内から2026年度に延期すると発表した。搭載カメラがメーカーの示す積算放射線量まで持たずに壊れることが分かり、別機種への交換が必要になった。
2号機で昨年、デブリ初採取に成功した釣りざお式の機器に搭載実績のあるカメラをロボットアームに装着することにした。
アームは全長約22メートル、重さ約4・6トン。原子炉格納容器の側面にある貫通部から挿入し、内部を調査したりデブリを採取したりする。東電はアームを本命として21年のデブリ初採取を目指したが、新型コロナウイルス禍の影響で開発が遅延。
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