東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が2023年に一部解除された福島県飯舘村長泥地区で24日、稲刈りが行われた。収穫したコメは放射性物質濃度を測定し基準値を下回れば、原発事故後初めて同地区産として市場に出荷できる。
秋晴れの下、農家や村職員ら約30人が、約2500平方メートルの田んぼで黄金色に実った福島県のオリジナル品種「里山のつぶ」を手作業と機械で刈り取った。
田んぼ所有者の庄司喜一さん(78)は「出荷できる状態までになってうれしい。村内外の人に食べてもらいたい」と笑みを浮かべた。
長泥地区では23年から試験栽培を始め、放射性物質濃度を測定。安全性に問題がないことが確認された。
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