県内外の日本酒・焼酎を取り扱う淀川酒店(宇都宮市睦町)は、顧客一人一人の好みに合わせた日本酒を届ける店独自の「日本酒頒布会」の参加者を募集している。
次期5代目の淀川侑紀(よどがわ・ゆうき)さん(28)が企画した。酒販店側が用意したお酒を一律に頒布するのではなく、頒布会に参加する個人からそれぞれの好みの味わい、産地などを聞き取って、侑紀さんが要望に合わせてセレクトする。
侑紀さんは大学卒業後、横浜市の酒販店で5年間勤務し、惣誉酒造(市貝町)でも酒造りの研修を経て今年3月、店に戻った。この間、日本酒と焼酎の専門知識とテイスティング技術の資格でもある日本ソムリエ協会「酒ディプロマ」を取得。20以上の蔵元に足を運び、酒造りのこだわり、酒に関する思いを学んできたという。
侑紀さんは「皆さまのサケライフの1ページに新たな出会い、新たな発見と驚きを届けたい」と話している。
今回の頒布会は、(1)720ミリリットルコース(日本酒代税込み月3千~4千円)(2)1・8リットル(同6千~7千円)の2コース。2025年10月~26年3月の毎月15日、両コースとも各回2銘柄を用意する。申し込みは9月30日まで。
(問)淀川酒店028・633・4887。