道の駅日光街道ニコニコ本陣に開設された県内日本酒「ひやおろし」特集コーナー

 道の駅日光街道ニコニコ本陣(日光市)は、冷酒コーナーに県内酒蔵の「ひやおろし」を一堂に集めて特集販売を始めている。

 ひやおろしは春先に搾った酒を1回だけ火入れし、ひと夏を寝せて熟成させることで、うま味と丸みのあるまろやかな味わいが魅力的な酒になる。夏を越したこの時期に各蔵からのひやおろしが出そろう。

 同道の駅では12蔵のひやおろしが出そろった。冷蔵ケースのひやおろしは、それぞれの魅力を紹介する案内書の掲示とともに陳列されている。今回から、小林醸造(鹿沼市)の「池錦」が新たに加わった。

 日本酒は地元日光の渡邊佐平商店と片山酒造の日本酒を中心に販売されている。冷酒コーナーでは師走から出てくる初搾りの酒、春なら花見向けなど限定酒、夏はすっきりとした夏酒、そして秋のひやおろしと四季に応じて特集しているという。

 同道の駅の担当者は「観光客が多いので、栃木県のお酒をお土産に購入される方が多い。こうした特集は好評をいただいている」と話している。