男子４００メートル予選　ゴールする佐藤風雅（手前）＝国立競技場
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男子４００メートル予選　ゴールする佐藤風雅（手前）＝国立競技場

　陸上の世界選手権東京大会第２日は14日、国立競技場などで行われ、女子マラソンの小林香菜（こばやし・かな）（大塚製薬）が２時間28分50秒で７位に入った。日本勢の入賞は３大会ぶり。佐藤早也伽（さとう・さやか）（積水化学）は13位、安藤友香（あんどう・ゆか）（しまむら）は28位で、２０２１年東京五輪覇者のペレス・ジェプチルチル（ケニア）が２時間24分43秒で優勝した。

　４００メートル予選で男子は中島佑気（なかじま・ゆうき）ジョセフ（富士通）が44秒44の日本新記録を樹立し、２組２着で16日の準決勝に進出。従来の記録を０秒33更新した。佐藤風雅（さとう・ふうが）（宇都宮市在住、作新学院大出、ミズノ）と、女子の松本奈菜子（まつもと・ななこ）（東邦銀行）は落選した。

パリ五輪以降、強化した後半の加速

　「これで（予選を）通ればいいと思っていたが。上がっている世界のスピードに自分の力が通用しなかった」。佐藤風雅（さとうふうが）（ミズノ）の表情は緩まなかった。今季ベストの記録でも、世界の水準がその上をいった。