初出荷のトマトを確認する今井部会長(左)ら

 【栃木】県内有数のトマト生産量を誇るJAしもつけトマト部会は12日、2025年度産のトマトを初出荷した。

 同部会には生産者44人が所属。計約23ヘクタールで栽培され、昨年度は総量で約5400トンを出荷した。この日は大宮町の一元選果場にゆめファーム全農(田村町)の谷田亘(たにだわたる)さん(34)が、味や形、棚持ちの良さが特長の品種「かれん」計5箱(1箱約30個)を持ち込んだ。東京都内の市場へ出荷される。

 今井卓(いまいたかし)部会長(56)は「猛暑で裂果も多く収量は少ないが、味にこだわっているので糖度は高い。少しでも早く届けたい」と話した。昨年、増築整備された選果場の本格稼働は10月下旬。出荷は来年7月上旬まで続く。