東京電力は11日、新潟県の柏崎刈羽原発6号機で、挿入した制御棒を引き抜けなくなる不具合が8月にあり、原因究明のため調査範囲を広げると発表した。再稼働に向けた技術的準備が当初8月にも整うとしていたが、時期がずれ込んだ。
6号機は2017年、再稼働の前提となる国の原子力規制委員会の審査に合格。テロ対策の不備が発覚して運転禁止命令が出されたが、その後解除となり、25年6月に燃料装填が完了している。再稼働は地元同意が焦点となっている。
東電によると、8月25日に205本の制御棒のうち、1本が引き抜けない異常が見つかった。該当箇所の調査も含め、制御棒の状態を検知する機器も調べる。
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