13日から東京で開かれる陸上世界選手権に向け、栃木県那須塩原市内で事前キャンプを行っているウクライナ選手団は5日、黒磯小で児童と交流した。

教室で児童と給食を食べながら交流を深めるウクライナの選手=5日午後0時15分、黒磯小
同大会で走り高跳びに出場するユリア・レフチェンコ選手やコーチら4人が訪問。同校5、6年生の教室で児童らと給食を食べながら、箸の使い方や出場する競技の話題で盛り上がった。

手作りのメダルをプレゼントされ喜ぶウクライナの選手=5日午後2時、黒磯小
全校児童との交流も体育館で行われた。選手らは出場種目の実演や、児童と競歩を行うなど親睦を深めていた。

小学校を訪れたウクライナの選手=5日午後1時10分、黒磯小
レフチェンコ選手は児童らに向け、「ウクライナでは戦争が起こっており、子どもたちが学校に行ったり、選手がトレーニングしたりするのが難しい。そういった状況だからこそ『頑張らなくては』という気持ちが強い」などとスピーチ。6年月江翼(つきえつばさ)さん(12)は「好きなゲームなど、競技以外のことも話せてうれしかった」と話した。