宇都宮地方気象台は5日午前5時27分、「台風第15号に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では台風の影響により、5日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼びかけている。
気象台によると、台風15号は5日午前4時には高知県須崎市付近にあり、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいる。中心の気圧は1000ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。台風は今後、西日本から東日本の太平洋側を東へ進み、関東甲信地方には5日午後に最接近する見込み。
栃木県内では台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、5日昼前から夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるという。昼前から夕方にかけては、雷を伴う激しい雨の降る所がある見込み。台風の進路や発達の程度によっては、警報級の大雨となる可能性もあるという。
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5日に予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部ともに40ミリ。5日午前6時から6日午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。
5日に予想される最大風速は北部、南部ともに10メートル。最大瞬間風速は北部、南部ともに20メートル。