日本酒「東力士」の島崎酒造(那須烏山市)は、「東力士吟醸酒アイスクリーム」を発売した。ジェラート製造のマスモ(宇都宮市)が製造を担当した。
東力士吟醸酒アイスクリームは、洞窟で熟成された純米吟醸酒と酒かすを入れてつくったが、アルコール分を蒸発させ、限りなくアルコール分をなくした。
味わいについて島崎酒造の担当者は「吟醸酒のほのかに香りとまろやかなうま味を味わえる」と表現。「ジェラート騎士」の称号を持つマスモの布瀬智子(ふせともこ)社長は「吟醸酒の味わいの深さが牛乳や発酵バターと融合して、口いっぱいにおいしさが広がる。そして酒かすの香りで余韻を楽しめる」と推している。
また布瀬社長は「日本酒の甘さを引き立てる砂糖類の使い方、さらにテクスチャー(素材の感触や質感など)を考えて全体のバランスを整えた」とおいしさの“秘密”も話す。
乳脂肪8%。内容量132ミリリットル。価格は330円。島崎酒造の蔵元店舗と洞窟酒蔵売店で購入できる。