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 宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は4日の新春記者会見で、2021年春の交通ICカード導入に向け、同カード利用者を対象に市内を走る路線バス運賃を500円以下にする上限運賃制度を設ける考えを示した。22年3月開業を目指す次世代型路面電車(LRT)などと組み合わせた公共交通ネットワーク構築の一環。市民の経済的負担を軽減しバス利用を促す狙いで、実現へ向け今後バス事業者などと協議していく。

 同市交通政策課によると、現在JR宇都宮駅を起点とした路線バスの最大運賃は890円。河内、雀宮、清原、城山各地区などの一部で500円を超える停留所がある。利用者の75%は220円以内の区間に乗車し、運賃が高くなるにつれ利用者が減る傾向にある。

 同市は、LRT、バス、鉄道、デマンドタクシーなどを組み合わせた公共交通ネットワークの構築を図っている。バス運賃を500円以下にすることで、利用者の負担を軽減し乗車率の向上や移動手段の使い分けを促す。上限設定に伴う費用負担の在り方については、19年度にバス事業者らと協議する。

 同市やバス事業者などでつくる宇都宮ICカード導入検討協議会は、Suica(スイカ)など全国相互利用と宇都宮地域利用が一体になった「地域連携ICカード」の21年春の導入に向け協議を進めている。運賃情報をカードの機能に加えるため、上限運賃制度の導入も同カードと同時期になる予定だ。