第27回参院選は20日、投開票された。栃木選挙区(改選数1)は、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(67)=公明党推薦=が30万1100票超を獲得して3選を果たした。次点の立憲民主党新人の板津由華(いたづゆか)氏(37)とは約3万5千票差だった。栃木選挙区の投票率は53・56%で、前回2022年の46・98%を6・58ポイント上回った。

 やはり自民党の壁は厚かった。

 午後10時40分、立憲民主党新人の板津由華(いたづゆか)氏(37)が宇都宮市大通り2丁目に構えた報告会場。現職当確の報が伝わると、集まった支援者らは呆然(ぼうぜん)とし、会場は沈痛な空気に包まれた。

落選が確実となり、敗戦の弁を述べる板津由華氏(左)=20日午後10時45分、宇都宮市大通り2丁目
落選が確実となり、敗戦の弁を述べる板津由華氏(左)=20日午後10時45分、宇都宮市大通り2丁目