8回を投げ、14奪三振で無失点の好投を見せた鹿商工の先発・吉原=清原球場、河野光吉撮影

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真

 第107回全国高校野球選手権栃木大会第4日は13日、宇都宮市のエイジェックスタジアムほかで1回戦の残りの7試合を行い、宇都宮短大付が延長十一回タイブレークの末に5-4で那須拓陽を下し、6大会連続で初戦を突破した。

 このほか6試合は全てコールドゲーム。前回覇者の石橋は10-1で鹿沼東を退け、鹿沼商工は7-0で小山北桜を破って3年連続の2回戦進出。宇都宮や栃木商も快勝した。

鹿商工・吉原、圧巻の奪三振ショー

 昨夏、優勝候補筆頭だった白鴎大足利との2回戦に先発し6回2失点、打ってはサヨナラ打。大会最大の番狂わせの立役者、鹿沼商工の左腕吉原啓太(よしはらけいた)がエースとなって迎えた最後の夏は、圧巻の奪三振ショーで幕を開けた。