宇都宮地方気象台は9日午前5時34分、「大雨と雷及び降ひょうに関する栃木県気象情報」を発表した。県内では9日昼過ぎから10日夜遅くにかけて、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。また、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると栃木県内では、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、日中の気温上昇の影響も加わって、9日昼過ぎから10日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となる見込み。9日と10日のそれぞれ夕方から夜のはじめ頃にかけて、雷を伴う非常に激しい雨の降る所があるという。雨雲が予想以上に発達した場合などには、警報級の大雨となる可能性もあるという。
9日、10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部ともに50ミリ。
9日午前6時から10日午前6時までと、10日午前6時から11日午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部ともに100ミリ。