宇都宮地方気象台は3日午前6時、「大雨と雷及び降ひょうに関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では3日昼過ぎから夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。また、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、栃木県内では、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気や日中の気温上昇の影響で、3日昼前から夜遅くにかけて大気の状態が不安定となる見込み。これまでに降った雨により地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。
3日夕方から夜のはじめごろにかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降る所があり、雨雲が予想以上に発達した場合や発達した雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨になる可能性がある。また、降ひょうの恐れもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。
3日に予想される1時間降水量は、それぞれ多い所で北部、南部ともに50ミリ。
4日午前6時までの24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。