下野新聞の夏の全国高校野球選手権栃木大会の名物連載「白球の詩」。ともに夢を追った仲間との日々、胸に秘めた覚悟、知られざる親子の葛藤…。連載が始まった1980年以降の紙面から、心を揺さぶる珠玉のストーリーの数々を紹介します(7月9日まで毎日配信予定)。記事一覧はこちら

【白球の詩】1997年(第79回大会)佐野・奥沢将司投手

思えば、土下座し、畳に額をこすり付け、必死に訴え、許してもらった野球。「冷んやり、そして、ザラリとした感触が、今、懐かしく思い出される」

佐野のエース、奥沢将司の高校野球は二年の夏で終わった。