「栃木市民の歌」に登場する巴波川の遊覧船から見える街並み

「栃木市民の歌」に登場する巴波川の遊覧船から見える街並み

 今年4月に下野新聞社に入社した記者が赴任したのは栃木支局。日頃、取材先で何度も耳にする歌が「栃木市民の歌~明日への希望~」だ。繊細さの中にも力強さを感じるメロディー。巴波(うずま)川や太平山など市内の名所がちりばめられた歌詞もいい。調べると、作曲はスタジオジブリ作品などで有名な久石譲(ひさいしじょう)さん。作詞と歌は久石さんの長女で歌手の麻衣(まい)さんが手がけたというから驚きだ。誕生の経緯や、市内での活用方法を探った。

 緑が芽生える声 ことりのさえずり聞こえ来る…。

 栃木市民の歌は合併後の市制5周年を記念して2015年11月に制定された。特徴は幅広い世代に馴染みやすく明るく前向きな曲調。