宇都宮地方気象台は25日午後4時57分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では26日夜遅くまで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、台風2号から変わった熱帯低気圧の暖かく湿った空気や前線の影響で、県内は26日夜遅くにかけて大気の状態が不安定になる見込み。
県内では26日未明にかけてと、26日夕方から夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合は、警報級の大雨となる可能性がある。気象台は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。また、降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。
25日から26日にかけて予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部とも40ミリ。
25日午後6時から26日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部とも100ミリ。