「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」で主演する浜田崇裕

 舞台「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」のポスタービジュアル

 「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」で主演する浜田崇裕  舞台「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」のポスタービジュアル

 アイドルグループ「WEST.」の浜田崇裕が、おっちょこちょいでほれっぽい主人公を演じる舞台「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」が、6~8月に東京と京都で上演される。浜田は「くだらないことを全力でやって、お客を笑わせるのが難しいけど面白い。僕の代表作です」と胸を張る。

 浜田演じる三郎が行く先々で恋の騒動を繰り広げるシリーズの第3弾。三郎は脚本を手がける福田転球が浜田に当て書きしたキャラクターだという。浜田は「自分ではそんなに似ていないと思うけど…」としつつも「いちずで真っすぐ。こうなりたいと思う男ではある」と愛着を抱く。

 今回は不慮の事故で冥土に来てしまった三郎が、美しい僧侶(朝月希和)に心を奪われる。「あの世とこの世を行き来する、ぶっ飛んだストーリーを楽しんでほしい」

 物語を彩るのが、出演者によるアカペラ歌唱。アイドルとしてさまざまな曲を歌いこなす浜田だが、アカペラには苦戦したようだ。「出だしの音を間違えたら終わり。第1弾の稽古の時は、あまりにできなくて『うわあ~』って声を出して泣いてしまった」と明かす。

 メロディーを頭にたたき込むため「食事中も、トイレの時も」ひたすら曲を聴き続け、合唱パートでは息を合わせるため共演者と手をつないで練習した。「カンパニーの仲が悪かったら成立しない作品です」とチームワークに自信を見せた。

 舞台「歌喜劇 蘇る市場三郎 冥土の恋」は6月30日~7月27日東京グローブ座、8月1~10日京都劇場で上演