宇都宮地方気象台は23日午前10時50分、「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では23日昼過ぎから夜遅くにかけて、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、23日は前線が本州付近に停滞し、県内では前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込み。このため、昼過ぎから夕方にかけて雷を伴う非常に激しい雨の降る所があるという。雨雲が予想以上に発達した場合や発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性もある。
気象台は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。
23日に予想される1時間降水量は、北部、南部ともに多い所で50ミリ。23日午後0時から24日午後0時までに予想される24時間降水量は、北部、南部ともに多い所で100ミリ。