アルバムに綴じられた懐かしい写真。こうした写真をデジタル化する

 文書のデジタル化などを手がける関東インフォメーションマイクロ(宇都宮市野沢町、五十畑嘉(いかはたよしみ)社長)は、遺品のアルバムや写真などのデジタル化と、後に残った原本の寺院供養をセットにしたサービス「想(おも)いで供養便」を始めた。

 同社によると、実家を整理する中で「親の残したアルバムや写真を(ごみとして)捨てることできず、困っている」という話を聞くことが多くなったという。茂木町木幡の慈眼寺と提携し、アルバムや写真のお焚(た)き上げ供養をデジタル化とセットにした。五十畑社長は「写真は人生や家族のつながりを表す心の財産でもあり、供養することで気持ちが整理できる」と話す。終活でも活用できるという。

 デジタル化サービスは収録先にデータファイル、DVD、USBメモリーを選べ、アルバム1冊(50ページまで)が税別1万円、写真が基本料同700円と1枚につき同120円。スライドショーにも対応する。

 同社の事業比率は7割が企業や行政を対象にしたBtoBビジネス。五十畑社長は「個人向けのBtoCを5割にした上で、写真のアーカイブ化などBtoBにも広げたい」と話している。(問)同社028・665・9777。