宇都宮市民はペットボトルなどに入った「茶飲料」をよく飲んでいる-。総務省の家計調査によると、2022~24年の1世帯(2人以上)当たりの平均購入額は、宇都宮市民が全国の県庁所在地と政令指定都市の計52都市の中で1位だった。直近10年で見てもトップ5入りが続く。宇都宮と言えば、かつて紅茶の購入量が全国1位となったこともあったが、現在は紅茶よりも茶飲料をよく飲む地域だと言えそうだ。理由を探った。

 家計調査が定義する茶飲料は、ペットボトルや缶、パックなどに入った緑茶や麦茶、ウーロン茶など。22~24年の3年間の平均購入額を見ると、宇都宮市は1万1564円で52都市のトップ。2位の富山市を1千円以上も上回っていた。3位は水戸市、4位は福島市、5位は千葉市だった。

 上位に関東の都市がランクインした一方、下位5都市は松山市、鳥取市、奈良市、松江市、京都市といずれも近畿・中国地方の都市だった。ただ、それ以上の共通点はなかなか見いだせない。

 ちなみに宇都宮市の近年の順位は20年が1位、21年が前橋市と千葉市に次ぐ3位、22年が1位、23年は前橋市と富山市に次ぐ3位、24年は水戸市に次ぐ2位と推移している。