映画「惑星ラブソング」より(C)映画「惑星ラブソング」製作委員会

 曽田陵介と秋田汐梨

 「核兵器廃絶を願う署名活動への協力など、僕たちでもできることはある」と話す曽田陵介

 「子どもの頃は、原爆の写真や史料を見るのが怖かった。今は目をそらさずに学びたいと感じている」と話す秋田汐梨

 映画「惑星ラブソング」より(C)映画「惑星ラブソング」製作委員会  曽田陵介と秋田汐梨  「核兵器廃絶を願う署名活動への協力など、僕たちでもできることはある」と話す曽田陵介  「子どもの頃は、原爆の写真や史料を見るのが怖かった。今は目をそらさずに学びたいと感じている」と話す秋田汐梨

 俳優の曽田陵介と秋田汐梨が、映画「惑星ラブソング」(6月13日全国公開)で、平和について考える広島の若者を演じた。戦後80年を迎える広島で、過去と現在が交わるファンタジー。曽田は「僕らの世代が戦争の歴史に目を向けて、起きてはいけないことだと再確認するきっかけになる作品だと思う」と話す。

 将来に悩むモッチ(曽田)と留学を夢見るアヤカ(秋田)は、街で出会った米国人観光客ジョンの案内を買って出る。お好み焼きを食べ、原爆投下前の広島を撮った写真の展示を見学する3人。だが、ジョンはただの観光客ではないようで…。

 時を超えて思いがつながるストーリーに、秋田は「驚きと優しさがある。日本語のせりふには英語字幕が付いているので、世界中の方に見てもらって、平和の大切さを感じてほしい」と語る。英語で会話する場面もあり「言葉が通じて世界が広がる感覚を味わった。もっと勉強したくなった」と意欲を燃やす。

 大学時代を広島で過ごした曽田は、広島弁のせりふが懐かしかったという。「昔の僕もモッチと同じように、やりたいことがなかなか見つからなかった」。一度は就職したが、入社式で「何かが違う」と感じて芸能界に飛び込んだ。「あの時、勇気を出して良かった」

 秋田も中学生で雑誌モデルのオーディションに挑戦し、デビューをつかんだ。「夢を実現するためには、行動することが大事」と力を込めた。

 広島県では5月23日に先行公開される。