米国のホスピスを参考にして寄付者の名を書いた葉を飾る「感謝の木」の前で著書を手にする高橋さん=4月下旬、宇都宮市徳次郎町

 医療的ケア児者と家族を支援する宇都宮市徳次郎町の認定NPO法人「うりずん」理事長で医師の高橋昭彦(たかはしあきひこ)さん(64)が9日までに、初の単著「うりずんの風に吹かれて-重い病気や障害、医療的ケアのある子どもとともに」(クリエイツかもがわ)を出版した。本県で医療的ケアが必要な子どもの預かりに取り組むまでの歩みをまとめ、進路を変えた人々との出会いの大切さをつづった。