後半21分、金沢のMF西谷優(右から2人目)を抜き、左サイドを突破する栃木SCのFW棚橋=県グリーンスタジアム、鈴木航撮影

 明治安田J3第10節は20日、各地で8試合が行われ、栃木SCは県グリーンスタジアムで金沢と対戦し、0-1で競り負けた。栃木シティはFW田中(たなか)パウロ淳一(じゅんいち)が3試合連続ゴールを奪い、1-0で勝利した。SCは今季初の連勝はならず、通算3勝2分け5敗で勝ち点11のまま11位に後退。シティは2連勝で通算6勝3分け1敗の勝ち点21、順位は首位と勝ち点1差の2位。

 SCは前半を無得点で折り返し、後半は攻勢を強めたものの28分、セットプレーの流れから失点。その後も得点を奪えなかった。

 シティは後半18分、FW田中パが先制。守備陣は最後まで集中力を切らさずに2試合連続の無失点で切り抜けた。

 次戦は両チームとも5月3日午後2時から。SCは北九州市のミクニワールドスタジアム北九州で北九州と、シティは栃木市のシティフットボールステーション(CFS)で首位のFC大阪と対戦する。

■得点力不足また露呈

 好機を逃すたびにゴール裏からはため息が漏れた。栃木SCは特に後半は攻勢に試合を進めながら0-1で敗れ、今季初の連勝はならず。またしても得点力不足が露呈した。